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zoom RSS 退屈な休日の話

<<   作成日時 : 2007/01/14 21:23   >>

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暖かな日差しを浴びながら
意味のない空想ごとに夢中になる
ウトウトとロッキンチェアーに揺られながら
エンドレスで好きな音楽を頭の中で奏でて

遅く起きた休日
傍らには猫
気持ち良さそうに手足を伸ばして

空想の中で猫は喋る
毛づくろいに精を出しながら

「これが幸せってもんなのさ」
「さて人間の世界ってのは大変そうだ」
「しょうもないことにばかり目を奪われないで」

……少しばかり、キミはお説教くさい

世界は確実に時間を刻む
そろそろ昼飯の時間だ
立ち上がり、僕は伸びをする
チーズクリームのパスタが食べたい
作る材料は戸棚にあったはず

てくてくと歩く僕
トコトコとついてくる猫

何だい猫くん?
「人間だけ食べ物にありつくなんて許さん!」ってことかい?

ぬめるようにまとわりつかなくたって、キミにもゴハンを出してあげますよ
猫用のを、ちゃんとね
のっそりといつもは歩くクセに、猫缶を出した時だけキミは俊敏

早めの昼飯を済ませて、僕はまたロッキンチェアーに
日差しは濃さを増している
ふわふわとした眠気を楽しんでいると
平然と猫が膝の上に
他に眠る所はないのかい?
まどろみ始めると気にならないけれど

見た夢は懐かしいものだった
昔の僕の夢
めちゃくちゃに泣きながら
もがいてあがいて
やけっぱちになりながらそれでも
夢を必死に追い掛けていたあの頃
世の中に放り出されたら、その夢はどこかに消えてしまったのだけど
ライバルと一方的に決めていたヤツは、今どこでどうしているだろう

――リン、と、どこかから聞こえた自転車のベルで、僕は目を覚ました

ルーズな時間の過ごし方は、そろそろオシマイ
冷蔵庫には、あと何があっただろう。
ロッキンチェアーから無理矢理降ろされた猫
ワニみたいな目で僕を恨めしげに見つめ
をん、と短く鳴いてソファに向かった

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